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〒626-0033 京都府宮津市字宮村1123
木窓は、スチールサッシ・アルミサッシが普及するまではガラス窓の主流で、まだガラス厚が薄く桟木で小割にすることで安価と強度を確保した。
その桟木の配置・間隔は多岐にわたる意匠が展開され、建具職人の創意工夫で町家の趣味・味わいを表現され、まちなみ調査・散策でもっとも観察が必要な部位である。
宮津町家においては単調な桟の割付ではなく、割のサイズ変え、上下で割付に変化を加えるなどリズムのある意匠が多く発見できた。
今後、現地で詳細調査、図面化、意匠登録を行うことで、宮津伝統町家の維持保存と継続可能な景観まちなみには維持・保存・技術の継承が重要である。