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〒626-0033 京都府宮津市字宮村1123
日本建築・まちなみの色は、漆喰による白がもっとも印象としてあがるがそうでしょうか。
伝統的なまちなみを調査すると、以外にも様々な色使いを発見する。
特に宮津町家では、色漆喰の黄色(大津壁)が多く点在している。
下見板壁では、肌色系が多く用いられ、白色はわずかである。
また、白柏地区の旧造り酒屋の壁、天橋立の大天橋の手すりに用いられている水色系が印象に残った。
これらのことから、まちなみ景観では、色に対して規制されることが多いが、
地域の色を詳細に調査することで、そのまちにふさわしい色を発見し、
積極的な採用で、まちなみの地域性が継承されるのであって、
単調な白壁が繋がるまちなみは退屈な風景でしかない。