作事とは、家屋などを作ったり修理したりすること。普請(ふしん)。

ガラス戸袋は、各地の町家でもわずかしか発見できない貴重な伝統意匠である。
宮津では、まちなみ調査で新浜・島崎と養老の３箇所で確認ができている。
戸袋は、一般的には木製が最も多く、次に左官仕上げである。

ガラス戸袋は、木製の戸袋に属し、正面の鏡板にガラスを用いることで、戸袋部分にも採光を確保しようとする思いの結果用いられた意匠であろう。

外観意匠としても連続性が保たれ、軽快な表現になっている。わずかに残る意匠とし、他の存在の調査・現況を把握し、保存と宮津町家の遺伝子として、より積極的な復元・再現が望まれる。

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